このブログでは、糖質制限を中心に健康について考えていきたいと思っていますが、真面目な話ばかりでなく、おいしくて楽しい話題、特に美味しいお店についてもどんどん紹介していきたいと思っています。
今回は横浜の生麦駅という、地元の方以外あまり馴染みがないであろうローカルな駅が最寄りとなる居酒屋菜や ひろせをご紹介したいと思います。
お店の概要
最寄り駅は京急線の生麦駅です。工場見学やバーベキューで有名なキリンビール横浜工場のある海側ではなく、反対の山側の旧道を横浜方面に歩きます。駅から10分弱でしょうか。「こんなところに店があるのかなあ。。」と若干不安になってくる頃、住宅街の一角に交番があって、それを通り過ぎると店が見えてきます。
こじんまりした可愛らしい外観からすると意外に店内は広々しています。カウンターが6席、ゆったり寛げそうな広々とした座敷に4人掛けの席が2つほど用意されています。
おそらくオーナーと思われる女将さんと、サポートのスタッフが一人(時にはアルバイトの学生さんだったり、常連のお客さんが手伝っていたり)、基本お二人で切り盛りされているようです。
メニュー
ご覧下さい、このメニューの充実ぶり!品揃えはとても豊富です。まさか女将さんが一人で全て準備されているわけではないと思います。私はまだお会いしたことがないのですが、店内の会話によく登場する「大将」と呼ばれているおそらく旦那様が主に調理を担当されているのではないかと推測します。ほとんどの料理はあらかじめ下準備され、注文するとすぐ出て来ます(刺身も煮物も焼き物も)。
飲み物のメニューはありませんが、生ビールから焼酎、サワー各種と、一通り何でも揃っている様子です。基本、日本酒推しの店のようで、旬の銘柄が4〜5本常備されています。
飲み物と料理
まずは生ビールから。
本マグロ中とろです。割と普通のマグロでした。
酢洗いイワシです。浅めに酢で締めたイワシが柔らかで香りも良くて美味しかったです。
生しらすの醤油漬け。程良い漬かり具合でそれほど塩辛くないのが良いです。
女将自慢の日本酒セレクションからまずは純米酒 まんさくの花 ひやおろし。フルーティーで大変美味しいです。
もずくの冷製茶碗蒸し。もずくを冷製茶碗蒸しに使うというアイディアが面白いですね。
太刀魚の塩焼き。前述の通り予め火を通してあって、注文してからレンジで再加熱してすぐ出て来ました。
会津中将 特別純米 ひやおろし。こちらもひやおろしらしくフレッシュで美味しいお酒でした。
芋焼酎 芋麹焼酎 吉助<赤>。有名な「霧島」の上位ブランドだそうで、今回初めていただきました。麹も芋麹で醸した全量芋焼酎とのことですが、軽やかで飲みやすい美味しい芋焼酎でした。
〆の一品。牡蠣のチャウダーです。生クリームのコクが濃厚で、お腹がたまる満足感の高い逸品。
最後にデザートも兼ねて洋梨のマスカルポーネ和えを注文しました。これが絶妙に芋焼酎にも合って、おつまみとしても美味しくいただくことができました。
まとめ
京急の生麦駅という、用事がなければ立ち寄ることもないようなローカル駅、しかも駅から結構離れていて周辺はただの住宅街という、なかなかハードルが高い店ですが、地元の常連さん御用達でいつも賑わっている様子です。
料理はとても充実した品揃えで、メニューを眺めて色々迷いながら選ぶのが楽しいです。できれば料理は出来たてを楽しみたいものですが。。何を注文してもすぐに出てくるのはありがたいですね。
女将さんは大変優しい方で、また常連のお客さんは一見さんにも優しくて親切です。打ち解けやすい方ばかり。
わざわざ電車を乗り継いでまで訪問するかはさておき、ひっそり佇む隠れ家のようなお店で、雰囲気もとても良いので、たまにはこちらで静かで落ち着いた時間を過ごすのも面白いのではないでしょうか。ビール工場見学の帰りにでも、一度お試し頂ければと思います(満席の時もあるので、念のため事前に電話を入れた方がいいです。あまり商売っ気がない店なので、いきなり大人数で訪問したりすると女将さんがびっくりしてしまうかもしれません。。まずはぜひ少人数でよろしくお願いします。。)。
今回も日本酒を飲んでしまったり、洋梨を食べてしまったり。。若干脇の甘さが目立ちますが、それでも主食は我慢し、それなりに糖質制限的な食事になったのではないかと思います。最近あらためて日本酒の美味しさを再認識してちょっとハマっています。良くないです(美味しくて楽しいんですが)。。
菜や ひろせ
住所 神奈川県横浜市鶴見区岸谷1-10-14
電話 045-571-2022
営業時間 17:00~23:00
定休日 月曜日・火曜日
参考ページ
本日のおまけ|生麦事件発生現場の碑
生麦と言えば、かの有名な江戸時代末期の生麦事件ですね。
生麦駅からもほど近い旧東海道沿いに、まさにその事件現場だった場所があり、記念碑があるというので立ち寄ってみました。
現地に到着してみると。。普通の民家の塀に小さな碑がポツンと展示してありました。
この碑以外、特に生麦事件を偲ばせるようなものはありませんでした。若干拍子抜けした気分になりました。
ちなみにもっと生麦駅に近い場所には生麦事件参考館なるものがあるのですが、訪れてみると一見ただの民家のようで、しかも訪問には事前予約が必要な様子で、残念ながら建物内部に入ることはできませんでした。